AI・ロボットに負けない仕事
こんにちは。小出製作所です。
弊社採用情報サイトをお訪ねくださってありがとうございます。
小出製作所は茨城県つくば市で、梱包一筋に70年続いている会社です。
小出製作所では業務拡大に伴い、共に働けるお仲間を募集しております。
工場見学など随時受け付けておりますので、下記エントリーフォームからお申し込みください!
さて、このページでは梱包のお仕事と業界資格について、ご紹介していきたいと思います。
身体を動かすお仕事をされている方で、将来自分の仕事がAIやロボ化に奪われてしまうのではないかと心配されている方が多いと聞きます。
またラインの一部として働いていると、担当している部分においてはとても詳しくなるのですが、他でも活かせるスキルとして成り立ちにくくなるとのことです。
「つぶしがきかない…」「転職しにくい…」なんてコンプレックスをお感じの方も多いようですね。
ここ数年のテクノロジーの加速度的進化により、「AI」という言葉を聞かない日は無くなりました。
自動運転 3Dプリンター ドローン…
産業界に及ぼす影響は必至です。
産業界のみならず、医療、司法、農業、公務員、営業マン、事務員…とあらゆる分野へ影響を与えます。
誰しもが自分の仕事が5年後10年後残っているのかと戦々恐々としているわけです。
ただし、全てのお仕事がAIなどの新テクノロジーに取って代わられるわけではありません。
AIやロボットにとって、微妙な動きをする「指」の機能は非常に難しいそうなのです。
どんなに新しい技術を用いても、最終的に人の手で微調整が必要である分野もあるのです。
そして、「梱包」のお仕事は、その類のお仕事であるといえます。
「梱包」技術を身につけておく事は、この先の将来も長く働き続けられる選択肢の一つかもしれませんね。
では、この「梱包」のお仕事を極めるためには?
梱包業界には「梱包管理士」という業界資格があります。
ここでは小出製作所の3名の「梱包管理士」さんのリアルな声を紹介していきます。
よかったらぜひ参考にしてみてください!
先輩社員の声
梱包管理士取得&最優秀レポートで表彰されました! 逆井さん
私が梱包管理士の資格の取得について本格的に意識し始めたのは最近のことです。以前から取りたいという気持ちは漠然とあったのですが、自身のキャリアプランについて考え、「自分の所属するつくば事業所を上司の手のかからないようにする!」という目標を立てたとき、社長とマネージャーしか資格を所有していないということ、また、お客様からの信頼を得るためにも明確に必要だと考えるようになりました。
そう考えた時期と2年に1度の申込みのタイミングが運良く合い、社長から話を持ちかけられたところまではスムーズでしたが、実際に講義が始まると大きな壁があったのです。
それは、恥ずかしい話ながら私には学がなく、義務教育レベルの数学も怪しいというようなマイナスの状態で講義がスタートしていったということでした。
寝る時間や休日も返上で勉強時間を確保しつつ、普段の仕事も疎かにしないという両立が可能だったのは、現場のメンバーの協力があったからに他なりません。
また、試験科目であるレポート作成において、最優秀レポートに選ばれることになったのも、マネージャーからのアドバイスあってのものと実感しております。
無事に資格を取得することができた今、まずは得た知識を木箱の設計や見積もりなどの実務で活かし、お客様とのやり取りを増やしていくことで、当初の目標であった「上司の手のかからない事業所」を目指していきたいと思います。
また、この資格取得を通して芽生えたのは講師への興味です。
講義中も自分だったらどうやって教えるかということを考えていました。
梱包管理士を生み出せる人間になり、業界の発展に貢献していきたい、ということが私の新たな目標になっています。
梱包管理士取得の次は…?! 長谷川さん
今年の梱包管理士の資格取得を通して、様々な問題、苦労があったことが私には印象に残っています。
コロナ禍のご時世に関して言えば、公共の交通機関を使用しないよう、東京での対面講義へは早朝から自動車で移動していましたし、Web講義では通信トラブルなどもありました。
また、自分にはない実務経験がある他社の受講者はすんなり理解している様子でしたが、私は普段の業務の捉え方とは違う用語や採寸基準に四苦八苦しており、更には一緒に受講していた弊社の逆井さんとも理解度に差があり、そのような状態で中間のテスト結果が会社へ報告されたときにはさすがに焦りを感じました。
勉強する時間を確保したい中、突発的な仕事へ対処をする必要があったときもあり、仕事の両立に苦労することもありました。しかし、自分でやれるだけの業務は自分でやるという姿勢で臨み、無事に合格できたことは自信に繋がっています。
現在は近日中にある、国家資格である『工業包装技能士』の取得に向けて準備中です。また、JIS規格については更新されていくものなので、今回の合格に慢心せず、学び続けていくつもりです。
そのようにして得た知識は、将来的な目標である営業業務において、見積もりや提案へと活かしていくとともに、今回の私の経験を、今後受験していくメンバーへアドバイスしていくことでも、会社の発展に貢献していきたいと思っています。
『梱包会社の評価は現地に着いた木箱で決まる』佐藤マネージャー
私が梱包管理士の資格に初めて触れたのは20代前半の若手作業者の頃です。梱包方法を教えに行くという立場で、業務委託先へ意気揚々と向かった私ですが、相手が梱包管理士手帳を持っているのを見たときには、「凄い人に失礼な態度を取ってしまった」とショックを受けたことを今でも鮮明に覚えております。
それから時が経ち、この業界でやっていく以上、必要なものであると感じ、当時の専務(現社長)にも促され、今から5~6年前に梱包管理士と工業包装技能士の資格を取得することになりました。
2つの資格を所有し、それらが名刺に記載されていることで感じるのは、やはりお客様からの信頼です。視野が広がり、今までにできなかった提案することで、「プロに任せておけば安心ですね!」と声を掛けてもらえたときには、身の引き締まる思いでいます。
『梱包会社の評価は現地に着いた木箱で決まる』というのは、私の若い頃の先輩の教えであり、今でも中途半端な技術で汚い木箱を作るのは嫌という信念があります。
会社全体として、梱包管理士の資格を持つのが、私を含め4人になり、個人の経験やノウハウのみで伝えられていたことが、きちんとした知識、根拠に基づいた技術として伝えられていくことになっていきますが、この点はまだまだ伸び代のある部分だと思っております。
小出製作所はつくば市という内陸エリアの会社ですが、いずれは梱包が盛んな港湾エリアの会社にも負けない技術・自信を持った会社になる可能性を秘めており、そう成長させていきたいというのが私の目標です。
メモ:【梱包管理士】
【梱包管理士】は日本梱包工業組合連合会という民間団体による資格認定となります。 物流関連業務に 3 年以上の経験者が所定の講座を受講し、その後筆記試験・ レポート・面接に合格すると授与される資格です。